市場には、日銀植田総裁のメッセージが必要です
2024年7月31日の日銀による利上げ発表は、米国の景気後退懸念による米国株式の値下がりもあり、連日の大幅な円高・株安を招きました。
この混乱を収めるためには、「当面、追加利上げは考えていない」との日銀総裁のメッセージが必要と考えます。
円安は輸入物価の上昇を通して、インフレ要因となってきましたが、ドル円レートは2024年7月3日の161円から、本日(8月5日)の141円まで、1ヵ月で20円の円高が進んでおり、円安によるインフレの懸念はなくなりました。
すなわち、もはや、金利の追加利上げができるような環境にはなく、その必要性もありません。
このまま円高・株安が進めば、政府から利下げの要請が出てくる可能性があります。そうなる前に、これ以上の追加利上げはしないとのメッセージを出して、円高・株安の流れを止める必要があります。
市場には、「追加利上げは、当面行わない」との日銀総裁のメッセージが必要です。
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