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ゼレンスキー大統領「領土明け渡さず」 2025年8月9日

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「占領者に領土を明け渡すことはない」。ウクライナのゼレンスキー大統領は9日、ロシアへの一部領土の引き渡しを拒絶した。


米欧メディアなどによると、ロシアのプーチン大統領は米側に停戦の条件として、ウクライナの東部ドンバス地方(ルハンスク、ドネツク両州)と南部クリミア半島の割譲を求めた。


ウクライナはかねて即時の無条件停戦を求めており、領土の交渉を優先する姿勢に転じつつある米国と溝が生じかねない。


記事

2025年8月10日付日経記事「ゼレンスキー氏「領土明け渡さず」 交換案に衝撃、欧州首脳と協議」によれば、

「ウクライナのゼレンスキー大統領は9日、米ロ首脳会談の開催決定を受けて欧州各国の首脳と電話会談を重ね、対応を協議した。トランプ米大統領はロシアとウクライナの「領土交換」案に言及。ゼレンスキー氏は領土の放棄について「拒否する」と明言したが、米国からの停戦圧力が強まる可能性はある。


「占領者に領土を明け渡すことはない」。ゼレンスキー氏は9日、ロシアへの一部領土の引き渡しを拒絶した。「ウクライナ抜きの決定は和平に反する決定だ」とも主張し、ウクライナの頭越しに開かれる米ロ首脳会談で停戦協議を進めようとしていることへの警戒感もあらわにした。


ウクライナはかねて即時の無条件停戦を求めており、領土の交渉を優先する姿勢に転じつつある米国と溝が生じかねない。


ゼレンスキー氏は9日、スターマー英首相やフランスのマクロン大統領など欧州首脳と相次ぎ電話で協議した。一連の協議で米ロ首脳会談への対処方針を擦り合わせ、ロシアへの圧力が必要との見方でも一致した。


欧州各国と歩調を合わせて米国にロシアへの融和路線に戻らないよう訴え、停戦条件の再考を求める。マクロン氏との協議後に、SNSで「ロシアに欺かれてはならない」と投稿した。


マクロン氏はスターマー氏、ドイツのメルツ首相らと電話協議を重ねた。「ウクライナ国民を除外してウクライナの未来を決めることはできない」と強調し、欧州諸国も和平協議に関与する必要があると訴えた。


ウクライナにとって領土の割譲を意味する「領土交換」は飲める条件ではなく、国内で衝撃が広がる。


「大国が侵略された小国の運命を左右したミュンヘン会議のようだ」。英フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、ウクライナ最高会議(議会)のメレシュコ外交委員長は、米ロ首脳会談の行方に危機感を示した。


1938年のミュンヘン会議ではナチスドイツがチェコスロバキア・ズデーテン地方の割譲を求め、チェンバレン英首相は和平を優先して要求を受け入れた。この「宥和(ゆうわ)政策」がヒトラーの増長と第2次世界大戦を招いたと批判される。


米欧メディアなどによると、ロシアのプーチン大統領は米側に停戦の条件として、ウクライナの東部ドンバス地方(ルハンスク、ドネツク両州)と南部クリミア半島の割譲を求めた。



見返りとしてヘルソン、ザポリージャ両州において現在の前線で攻撃を停止することを提案したという。両州ではドニプロ川東部でロシア軍の前進は足止めされている。ロシア軍が支配するハルキウ、スムイ両州の一部からの撤退も検討される可能性がある。


ロシアはかねて「危機の根本原因の除去」が必要だとして、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟の放棄や、ウクライナ軍の兵力制限など同国の実質的な属国化を求めてきた。その主張は今回の停戦協議でも取り下げていないとみられる。


ロシアは割譲を求めるルハンスク州ではほぼ全域を掌握したが、ドネツク州ではウクライナ軍の激しい抵抗にあっている。ウクライナ軍はクラマトルスクやスラビャンスクなど要衝となる都市の守りを固め、持ちこたえている。ウクライナが築き上げた要塞を引き渡せば、将来的にロシアによる再侵略の拠点とされかねない。


ウクライナのシビハ外相は「モスクワによって破壊されない永続的な平和が必要だ」と述べ、停戦協議でウクライナの安全を保証する確約が必要との立場を改めて強調した。」


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