ドル高円安からドル安円高へ転換、2024年8月
「政策を調整すべき時が来た」(FRBパウエル議長)
FRBパウエル議長、9月利下げを明言。2024年8月23日、ジャクソンホール会議 - 生活レベルを下げられない後期高齢者の資産運用日記
米国では、一時9%にまで高まったインフレを抑制すべく、2022年3月以降から始まった利上げサイクルが終わり、今年(2024年)9月以降、利下げサイクルが始まります。
ドル円相場も、日米間の金利差を反映したドル高・円安トレンドからドル安・円高トレンドへと転換することになります。
一方、日銀植田総裁は、追加利上げの可能性を示唆しており、今後、何らかの理由で、追加利上げが実現するようなことがあれば、大きく円高へと進むものと思われます。
2024年8月25日付日経記事「米利下げ局面、ドル高反転 円上昇、一時144円台に 景気の軟着陸、株高持続左右」によれば、以下、抜粋
「政策を調整すべき時が来た」。
パウエル氏は世界の市場参加者が注目する経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」の講演で、2022年3月に始めた利上げ局面から利下げサイクルへの転換が間近にあることを認めた。
9月17~18日開催の次回の米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ実施が確実視される。
FRBは物価の安定と最大雇用の2つの使命を持つ。パウエル氏は、ここ数年の最重要課題だったインフレ抑制について「(物価目標の)2%に戻る道筋をたどっているという確信を深めている」と述べた。
他方で失業率の上昇などを念頭に「労働市場のさらなる減速を歓迎しない」と強調。政策の軸足を景気・雇用への配慮に移した。
パウエル氏は、利下げの幅や実施ペースは「データ次第」として明確なヒントを出さなかった。それでも「力強い労働市場を支えるためできることはすべてする」と語った。会議の出席者からは「市場の積極的な利下げ予想を押し返すことはなかった」との受け止めが聞かれた。
対ドルの円相場はパウエル氏の講演前の1ドル=146円台前半から一時、144円05銭まで2円を超す円高・ドル安が進んだ。
メキシコペソやブラジルレアルといった新興国通貨に対してもドル安が進んだ。
ユーロやポンドを含む主要通貨に対するドルの強さを示す指数も低下し、一時1年1カ月ぶりの安値を付けた。」
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