「70の法則」=元本が2倍になる年数の計算式
70÷金利=元本が2倍になる年数。
(例)
年利2%で運用した場合、70÷2=35で、35年で元本が2倍。
年利10%でお金を借りた場合、70÷10=7で、7年で借金が2倍。
記事
2024年10月1日付日経記事「金融リテラシーと家計資産(2) 利子計算と「70の法則」 京都産業大学准教授 関田静香」によれば、以下、抜粋
「70の法則」という便利な計算式を紹介します。
元本Y円を年利r%でt年間運用した場合、t年後の残高はYに、(1+r/100)のt乗を掛けたものです。これが元本の2倍(2Y)になることを数式で表し、その数式に自然対数をとるといった数学的な処理をすると、近似的にtr=70となります。
つまり、70をrで割って得られる値は、元本が2倍になる年数なのです。
例えば、年利2%で運用した場合、70÷2=35で、35年で元本が2倍になります。
一方、借金に複利が適用されると、恐ろしい結果となります。年利10%でお金を借りた場合、70÷10=7なので、たった7年で借金が2倍になるのです。」