買えば下がる、売れば上がる
株価の動きを見て、株の売買を繰り返していると、買えば下がる、売れば上がるとなりがちであり、これを繰り返すと、投資資金は、あっというまになくなります。
投資資金が底をつけば市場から撤退せざるをえません。残るのは、株に手を出してはいけない、という教訓だけです。
かつての日銀のように「下がれば買い、買った株は売らない」を繰り返せば、もしも、株式相場が上昇トレンドにあれば、資産は増えていくことでしょう。
とはいえ、この日銀方式をとったとしても、株式相場が下降トレンドにあれば、資産の減少は避けられません。
では、今後、株式相場は上昇するかどうかですが、これはわかりません。米国経済は、今後予想される利下げで景気後退を防げるのか、日本は、今後、利上げが予想されますが、景気はどうなるのか。
では、上昇するかどうかわからない株式相場に対し、どう対処すればいいか。
日本経済はともかく、世界経済は、今後、成長し、株価もそれにつれて上昇すると思うのであれば、積み立て方式で「オルカン」に投資することをおすすめします。
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この先、世界経済が成長するかどうかは、後になって始めてわかることであり、残念ながら保証の限りではありません。
ところで、先の見えない世界ではありますが、将来、確実に起きることがあります。
すなわち、日本の少子高齢化、人口減少は、今後、数十年間続くということです。
その一方で、移民国家である米国の人口は増加します。
経済の基本は、人口です。
私は、今後、数十年間、日米間の経済格差は開くばかりと思っています。
そのため、為替レートは、この先25年間(75歳の私が100歳となるまで)、一時的な円高はあっても、トレンドは円安ドル高であると信じています。
この信念は、ほとんど宗教に近いものであり、私は円安教信者です。
というわけで、私は、国内投資よりも、ドル建て投資です。
特に、後期高齢者には、確実に利子収入が見込める債券が年齢にふさわしいと思っています。
投資で成果を上げるためには、周りの意見に左右されない信念が必要です。
とはいえ、何らかの事情により前提が変わる場合は、その信念を変えねばなりません。
例えば、なぜか日本でベビーブームが起き、出生数が増加に転ずる、とか、日本も米国のように移民国家を目指すようになり、移民が急増して、人口減少が止まるなどが起きた場合は信念を変えることになるでしょう。
その日が来ることを願いつつ、当面は円安信者を続けます。
なぜ、私が円安教信者になったのかは、下記のブログを見てください。
後期高齢者のポートフォリオの実例 - 後期高齢者のポートフォリオの今
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