トランプ氏(78歳)が選んだ副大統領候補は、バンス氏39歳。白人労働者層の姿を描いた回想録がベストセラー
2024年7月16日付読売新聞記事「トランプ氏、副大統領候補にバンス上院議員を選出…白人労働者層の姿を描いた回想録がベストセラー」によれば、
「米大統領選で、共和党の指名獲得が確実なドナルド・トランプ前大統領(78)は15日、副大統領候補にJ・D・バンス上院議員(39)を選んだと発表した。トランプ、バンス両氏は、15日に開幕した党大会氏で、正副大統領候補に正式指名される。
トランプ氏は自身のSNSに、「熟考を重ね、最もふさわしい人物だと決断した」と投稿した。
オハイオ州出身のバンス氏は、2016年出版の回想録「ヒルビリー・エレジー」で、製造業が衰退した「ラストベルト」の一つである同州の貧困に苦しむ白人労働者層の姿を描いた。同年大統領選で、トランプ氏を白人労働者が熱狂的に支持した現象が理解できるとして、ベストセラーとなった。
バンス氏はかつてはトランプ氏を批判していたが、支持に転じ、トランプ氏の推薦を受けて21年11月の上院選を戦い、初当選した。」
(生活レベルを下げられない高齢者のコメント)
8年前、トランプ氏は、副大統領候補として、キリスト教福音派の熱心な信者であるペンス氏を選びました。
アメリカ大統領選で、宗教が果たす影響力は大きく、特に成人人口の4分の1を占めるとされる保守的なキリスト教福音派の意向は選挙戦の行方を大きく左右するためです。
今回、トランプ氏は、白人労働者層の姿を描いた回想録がベストセラーとなったバンス氏を副大統領候補として選びました。
トランプ氏の岩盤支持層は白人労働者とされていますが、副大統領候補にも白人労働者に寄り添うバンス氏を選んだことは、今後の大統領選挙にどのような影響を与えるのでしょうか。
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