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三菱UFJ銀行、定年再雇用の賃金最大4割上げ。年収1000万円も

少子化により新卒者が年々減少し、中途採用やシニア層の活用が避けられなくなっている中で、人気業種である銀行も例外ではなくなっているようです。


記事
2024年12月12日付日経記事「三菱UFJ、定年再雇用の賃金最大4割上げ 年収1000万円も」によれば、
三菱UFJ銀行は2025年度から、60歳の定年退職後に再雇用となった行員の給与を最大で4割上げる。
勤務日数の限度を週4日から同5日に拡大し、現役時の収入を維持することもできるようにする。現場の人手不足感が強まるなか、シニア層の働く意欲を高める狙いだ。


再雇用になった行員は現役時代の給与に応じ最高で年収1000万円も可能にする方針だ。給与は25年4月以降に定年や契約期限を迎えた社員から順次引き上げる。正社員だけでなく、正社員出身の約1000人が対象となるもようだ。


現状は60歳で定年を迎え、その後は1年ごとに再雇用の契約を結ぶ仕組みだ。これまで再雇用後の年収は3〜7割減少していた。


定年後に週2〜4日勤務する行員の賃金は従来に比べ1〜3割程度引き上げる。


職務の面でも現役時代と同じように支店の管理職などの仕事を担えるようにする。これまでは週4日までしか働けず、こうした仕事は難しかった。今後は業績評価を賞与に反映することも検討する。


再雇用社員の処遇引き上げは大手航空会社などで例があるが、大手行では珍しい。
新卒・中途ともに採用競争が強まっており、金融業界でも重要な戦力として位置づける動きが一段と強まってきた。


三菱UFJがシニア行員の給与引き上げに動く背景は人手不足がある。メガバンクはマイナス金利環境のもとで新卒らの採用を絞り込んでおり、一般職に相当する職種の廃止も決めている。職務経験が長い行員への処遇を改善し、支店や事務を担う部署に置く人員を維持したい考えだ。」


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