ファーストリテイリング、初任給33万円。年収500万円
ファーストリテイリングは、海外展開を加速する方針であり、そのための優秀な人材確保と考えれば、初任給33万円、年収500万円も決して高くはないのでしょう。
入社1~2年目で就く新人店長の月収は41万円、年収730万円に上がるようです。
記事
2025年1月9日付日経記事「ファストリ、初任給33万円 新卒社員、10%引き上げ」によれば、
「ファーストリテイリングは8日、3月以降に入社する新卒社員の初任給を3万円引き上げ、33万円にすると発表した。年収ベースでは約10%増の500万円強となる。海外展開を加速するなかで優秀な人材の確保につなげる。
入社1~2年目で就く新人店長の月収は41万円と2万円引き上げる。年収ベースで5%増の約730万円になる。
柳井正会長兼社長は「グローバル水準の少数精鋭の組織へと変革を進め、企業としてさらに成長するために新しい報酬体系を改めて導入する」とコメントした。
ファストリは2024年8月期の連結決算(国際会計基準)で売上高が3兆1038億円と3兆円の大台を初めて超えた。長期的には売上高10兆円を目指す方針を示している。
同社は23年8月期にも賃金制度を改正し能力や実績ごとに報酬水準を4~40%引き上げた。事業拡大に向けて一段の報酬引き上げが必要だと判断したもようだ。
25年の春季労使交渉では大企業を中心に初任給や賃金の引き上げへの機運は高まっている。サントリーホールディングス(HD)は24年9月に前年に続き賃金のベースアップ(ベア)を含む7%程度の賃上げを表明。
家電量販店のノジマも初任給を引き上げて30万円とする予定だ。」
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