生活レベルを下げられない後期高齢者の資産運用日記

利上げor利下げ、円安or円高、株安or株高、株式投資or債券投資、日本or海外、それが問題だ

債券投資:金利上昇、価格下落


債券は一般的に、債券価格と金利が逆の動きをしており、金利が上がると債券価格は下がり、金利が下がると債券価格は上がります。


低金利の債券は売られ、高金利の債券が買われます。債券も金融商品ですので、売られれば価格が下がります。


黒田日銀総裁による異次元の金融緩和体制のもとで発行された日本国債は、表面利率0%は当たり前でした。
国債金利情報 : 財務省


2023年4月、植田氏に総裁が変わり、「金利のある世界」へと、金融政策の変更が行われた結果、市場金利は上昇し、現時点で発行される日本国債(期間10年)の表面利率は1%を超えています。
日本の10年国債の表面利率、1.1%に引き上げ - 後期高齢者のポートフォリオの今


表面利率1%の日本国債が発行されたことで、黒田日銀時に発行された表面利率0%の日本国債は売られ、その価格は下がりました。


日本国債の価格が下落したことで、それを保有する投資家は損失を出すことになりました。


日銀を別とすれば、日本国債を最も多く保有しているGPIFの2023年度の運用成績は、全体では45兆円の黒字だったのですが、国内債券では1兆円の赤字を計上しました。
GPIF、2023年度運用益45兆円。国内債券は1兆円の損失 - 後期高齢者のポートフォリオの今