証券口座乗っ取り、大和・SMBC日興は原状回復措置を講じる方針
証券口座乗っ取り被害に対し、大和証券とSMBC日興証券は、被害にあった顧客の口座の状態を不正売買の前に戻す原状回復措置を講じる方針を決めた。
記事
2025年6月25日付日経記事「証券口座乗っ取り、不正売却の株返還 大和・SMBC日興が被害補償」によれば、
「証券口座乗っ取り問題を巡り、大和証券とSMBC日興証券は、被害にあった顧客の口座の状態を不正売買の前に戻す原状回復措置を講じる方針を決めた。
パスワードを他人に伝えるなど顧客に過失がない場合、不正アクセスで勝手に売却されてしまった銘柄の株式を顧客の口座に返還する。
SMBC日興は既に原状回復の方針を対象顧客に順次伝え始め、大和も近く伝達する。
不正アクセスによって売却された株を証券会社が市場などで改めて調達して顧客の口座に戻し、買われた株は口座から取り除く。
原状回復措置は足元で発生している一連の口座乗っ取り被害を対象としたもので、将来にわたって同様の措置を約束するわけではないとしている。
乗っ取りの原因が顧客の過失にあると判断した場合は、状況に応じて被害算定額から一定割合を引いた額を金銭で補償する。金銭補償を無しにする場合もある。
サイバー犯罪集団が偽サイトに誘導する「フィッシング」などでパスワードを盗み、ネット口座に不正ログインして株価を操作している。犯罪組織は不正に乗っ取った口座にある株式を売却し、株価を動かしやすい低流動性の銘柄を買い集めて相場操縦していた疑いがある。別の証券口座を使って高い価格で同じ銘柄を売り抜けて利益を得ている可能性が高い。
5月には2社を含む対面・ネット大手10社と日本証券業協会が約款にかかわらず被害顧客に補償する方針を公表していた。ただ、日証協は補償を被害額のうちどの範囲にするかは各社に委ねるとした。
大和やSMBC日興は口座乗っ取りが個人の投資活動を鈍らせる可能性を考慮し、積極的な補償内容にした。」
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