DIE WITH ZEROの資産運用日記

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ECB、5会合連続で金利据え置き。2026年2月5日

DIE WITH ZERO

ECBは2月5日に開いた理事会で、政策金利を5会合連続で2.0%に据え置くと決めた。


ラガルドECB総裁は理事会後の記者会見で「ユーロ高が物価を想定以上に押し下げる可能性がある」とリスクに触れた。


ユーロは1月下旬に一時、1ユーロ=1.2ドル台とおよそ4年半ぶりの高値を付けている。


ECBが打ち出す次の一手は「利上げ開始」と見てきた市場の風向きも変わりつつある。足元では一転して利上げ観測が後退し、年内は利下げ再開を織り込む動きが出始めた。


記事

2026年2月6日付日経記事「ECB、5会合連続で金利据え置き 総裁「ユーロ高で物価下振れも」【フランクフルト=南毅郎】によれば、


「欧州中央銀行(ECB)は5日に開いた理事会で、政策金利を5会合連続で2.0%に据え置くと決めた。

当面は政策変更を急がない方針を示しつつ、ラガルド総裁はユーロ高に伴う物価の下振れリスクに言及した。市場は次の一手が利下げ開始になるか注視する。


ECB総裁「ユーロ高で想定外の物価下押しも」

ラガルド氏は理事会後の記者会見で「ユーロ高が物価を想定以上に押し下げる可能性がある」とリスクに触れた。「物価が中期的に目標の2%で安定することを再確認した」と現状認識を示した上で先行きへの警戒感をにじませた。


今回はデンマーク自治領グリーンランドを巡る米国と欧州の対立が深まってから初の会合になった。ラガルド氏は「世界的な貿易政策の不確実性や地政学的な緊張により見通しはなお不透明だ」とも指摘した。総じてリスク要因への説明が目立った。


ラガルド氏によると政策金利の据え置きは全会一致で、市場も現状維持を確実視していた。利下げは2025年6月を最後に、7月以降は見送ってきた。金利の水準はピークの4%から半分に下がり、理事会内部からも「利下げ周期は終了した」との声が上がる。



欧州連合(EU)統計局が4日発表した1月のユーロ圏の消費者物価指数は前年同月比1.7%上昇した。伸び率は1年4カ月ぶりの低水準になったものの、ECBのメインシナリオでは26〜27年に一時的に鈍化してから28年に目標の2%ちょうどで着地する想定だ。


欧州では英イングランド銀行も5日に政策金利の維持を発表した。市場では年内あと1〜2回の金利引き下げが織り込まれ、利下げの終着点を探りつつある。スイス国立銀行は現在のゼロ金利政策を続ける見通しだ。


進むユーロ高、1.2ドル超えに警戒論

最大の焦点はECBが打ち出す次の一手に絞られてきた。欧州経済はドイツの財政出動を支えに26〜27年は1%台の底堅い成長が見込まれる半面、外国為替市場で進むユーロ高が物価見通しを不透明にさせかねない。


ユーロは1月下旬に一時、1ユーロ=1.2ドル台とおよそ4年半ぶりの高値を付けた。ECBは特定の為替水準に言及しない方針だが、理事会内部では1.2ドルを念頭に議論してきた節がある。ユーロ高は輸入物価の下押しを通じて物価見通しの下振れにつながる。


ラガルド氏は記者会見で「為替レートを直接の目標に定めているわけではない」と断りつつ「成長や物価の見通しにおいて為替が重要であることは認識している」と認めた。理事会で為替レートについて「議論した」とも明らかにした。


ユーロ相場を巡っては、これまでにデギンドス副総裁が1.2ドルを上回れば物価への影響は「かなり複雑になる」と異例の発言をしたことがある。実際、ある理事会メンバーの中銀総裁も「この水準までなら物価への影響は無視できる」との認識だった。



警戒論も少しずつ出てきた。オーストリア中銀のコッハー総裁は1月下旬、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)のインタビューで「ユーロが一段と上昇を続ければ、金融政策での対応が必要になりうる」と見通しを語った。


次の一手、市場では利下げ再開の見方じわり

日本も無縁ではない。足元のユーロ高は為替介入への警戒感が起点だ。1月下旬には米金融当局が為替介入の準備段階となる「レートチェック」を実施。日米が協調して円安・ドル高の是正に動くとの思惑から、ドルを売ってユーロを買う動きに波及した。


ECBが打ち出す次の一手は「利上げ開始」と見てきた市場の風向きも変わりつつある。足元では一転して利上げ観測が後退し、年内は利下げ再開を織り込む動きが出始めた。


理事会後の現地時間5日午後4時(日本時間の6日午前0時)の時点では、金利先物市場が織り込む年内の利下げ確率が20%程度で推移している。日米当局による「ドル高是正」の強度が測りにくい中、年末まで金利を据え置くとの見方がユーロ高を背景に崩れていくかが注目される。」