インド株下落。海外勢の売り、過去最大規模に。2024年10月

インドの主要な株式指数であるSENSEXは、2024年9月26日に8万5836と過去最高値を付けたが、その後失速。
10月30日時点では7万9942とピーク比で約7%下落となっている。
記事
2024年10月31日付日経記事「海外勢のインド株売り、過去最大規模に
今月、経済・外交を懸念」によれば、
「インド株の軟調が続いている。
主要な株式指数であるSENSEXは10月に入り、30日時点で5%下げている。海外勢の資金流出は月間で過去最大になるペースで進む。世界的な投資マネーの変調に加え、インド経済や外交などへの懸念が重くのしかかっている。
国立証券保管機関(NSDL)によると、海外の機関投資家は10月、インド株を30日時点で9181億9000万ルピー(約1兆6700億円)分売り越した。
新型コロナウイルス禍で世界的に市場が混乱し6000億ルピー超が流出した2020年3月を上回り、NSDLが公開している02年以降で最大の月間売越額となる可能性が出てきた。
資金流出が加速している背景には高値警戒感がある。SENSEXは9月26日に8万5836と過去最高値を付け、その後に失速している。
だがインド株の10月に入ってからの軟調はそれだけが理由ではない。まず世界的な株式投資マネーのローテーション(循環)が強まった点だ。中国当局による大規模な景気刺激策・株価支援策を背景に中国株を再び物色する動きが加速している。
HSBCは、グローバルの機関投資家が中国株に回す資金をインドと韓国、台湾の株式市場から工面したとしている。
さらにインド国内経済への懸念が浮上している。足元で強まっているのがインフレ懸念だ。14日発表の9月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比5.49%増と、今年最大の上昇率となった。食品インフレが強まっている。
中央銀行のインド準備銀行はこれまでの金融引き締めから中立へとスタンスを切り替えたばかり。インフレによる経済の下押しもさることながら、準備銀の利下げ期待が薄らいで株価上昇の要因が剥落してしまう。(後略)」