日銀、初の「逆ざや」 保有国債の含み損45兆円 2025年度決算

日銀2025年度決算で、当座預金に口座を持つ金融機関への利払い費は約2.2倍の2兆7104億円となった。保有国債の利息も21%増えて2兆5182億円と過去最大だったが、利払い費の方が大きくなった。通期の逆ざやは08年に現在の準備預金制度になって以来、初めてだ。
保有する国債の含み損は25年度末に6割増の45兆4414億円になり、過去最大となった。
記事
2026年5月28日付日経記事「日銀、昨年度は通期初の「逆ざや」によれば、
「日銀が27日に発表した2025年度の決算によると、企業の最終利益にあたる当期剰余金は前の年度比15%減の1兆9263億円だった。利上げの進展に伴い当座預金への利払い費が倍増し、利益を圧迫した。通期では初めて保有国債から得られる利息収入が利払い費を下回る「逆ざや」となった。
日銀の当座預金に口座を持つ金融機関への利払い費は約2.2倍の2兆7104億円となった。保有国債の利息も21%増えて2兆5182億円と過去最大だったが、利払い費の方が大きくなった。通期の逆ざやは08年に現在の準備預金制度になって以来、初めてだ。
将来の利払い負担の増加に備えて積み立てる「債券取引損失引当金」は取り崩さなかった。
保有する国債の含み損は25年度末に6割増の45兆4414億円になり、過去最大となった。長期金利の急ピッチの上昇(債券価格は下落)が進んだためだ。日銀は国債を満期まで保有する前提のため、含み損は損益には影響しないとしている。」
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