個人向け国債、固定5年の方が変動10年より売れる理由?

2025年の個人向け国債の販売金額ですが、固定5年は2兆4286億円と前年の2.4倍と倍増したのに対し、変動10年は27.3%減の1兆9391億円でした。
2024年までは、変動10年の方が固定5年よりも売れていましたので、2025年になって逆転したことになります。
現在は、金利上昇局面であり、変動10年より、固定5年の方が売れるという理由がわかりませんでしたので、調べてみました。
月別に見ますと固定5年の利率が1%を超えた4月に両者の販売金額が逆転しています。

(資料:財務省)
利率1%に満足しているというのであれば、固定5年を選ぶというのはわからないでもありませんが、現在、インフレ率は2%を超えており、表面利率1%では、実質利回りはマイナス1%です。
債券投資は、金利上昇局面では、変動金利の債券に投資するか、固定金利であれば満期までの期間の短い債券に投資するというのが原則です。
今後、何年先になるのかわかりませんが、金利低下局面へ転換するようなことがあれば、その時には固定で期間の長いものに投資すればいいと思います。
国債を発行する政府にしてみれば、金利上昇局面で固定金利の方が売れるというのは、金利負担が軽くなりますので、都合のいい状況ということになります。
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