円高、一時149円40銭台。日銀総裁発言「一段の円安、リスク大きい」報道受け。2024年11月29日NY市場

2024年11月29日のNY外国為替市場で、日本経済新聞のインタビュー記事「植田日銀総裁の「一段の円安、リスク大きい」発言が報じられると、円は対ドルで上げ幅を拡大、149円47銭を付けた。
記事1
2024年11月30日付Bloomberg記事「円が対ドルで上げ幅拡大し149円40銭台-植田日銀総裁の発言後」によれば、
「ニューヨーク時間29日の外国為替市場で、円が対ドルで上げ幅を拡大し、この日の高値を更新。一時1ドル=149円47銭を付けた。
日本銀行の植田和男総裁は、一段の円安はリスクが大きいと指摘し、政策変更で対応しないといけなくなるとの見解を示した。日本経済新聞が30日、インタビューでの発言を電子版で報じた。」
記事2
2024年11月30日付日経記事「日銀総裁「一段の円安、リスク大きい」 政策変更で対応も」によれば、
「金融正常化を進める日銀が10年超続いた異次元緩和の副作用に向き合っている。
植田和男総裁は日本経済新聞の取材で「一段の円安はリスクが大きい」との認識を示した。場合によっては政策変更で「対応しないといけなくなる」と強調した。
円安圧力はくすぶり続けており、日銀は経済の不確実性と両にらみの対応を迫られる。
植田総裁は就任以降、5回の政策変更を実施した。
2023年7月と10月に長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)を修正し長期金利の上限を事実上引き上げた。24年3月には異次元緩和を解除し、6月に国債買い入れの減額を決め、7月に政策金利を0.25%へ引き上げると決めた。
日銀を悩ませるのが外国為替市場での円安・ドル高の進行だ。
高インフレ抑制のため米欧中銀が急ピッチで利上げした結果、日米の金利差は拡大。赤字に陥りやすい貿易・サービス収支など国際収支の構造的な変化もあり、円安圧力がかかり続けている。
植田総裁就任時は1ドル=130円台前半だったドル円相場は今年7月、一時161円台と37年半ぶりの円安・ドル高水準をつけた。
植田総裁は「中央銀行の立場からは、物価・経済見通しに為替レートがどういう影響を与えるかという点で考えるし、そこをポイントに政策運営する」と強調した。
その上で「インフレ率が2%を超え始めているときに一段の円安になればリスクが大きい動き」として「場合によっては対応しないといけなくなる」と述べた。(後略)」
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