DIE WITH ZEROの資産運用日記

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新興国から米国へ資金流出、株式・債券・通貨。2024年11月

DIE WITH ZERO

投資家は、株式・債券ともに、中国・インド・ブラジルなどの新興国から米国に資金を移しています。


背景には底堅い米経済がありますが、トランプ次期米大統領の政策運営により、米金利上昇・ドル高が進むようであれば、新興国のドル建て債務膨張・新興国通貨売りの要因となり、新興国にさらなる逆風が吹くおそれがあります。


記事
2024年11月18日付日経記事「新興国資産から資金流出 中国株、過去最大級に」によれば、以下、抜粋


「世界の投信の資金の流れを集計する米調査会社EPFRによると、11月7〜13日に新興国株式ファンドからはおよそ74億ドル(約1兆1000億円)が流出した。流出額は2015年8月以来9年3カ月ぶりとなる大きさに達した。


中国株ファンドからの流出が目立った。
中国株の流出は5週連続。直近4週間の流出額は169億ドルと、過去最大のペースに相当する。10月上旬には中国政府による景気刺激策への期待から過去最大規模の資金流入を記録したが、景気減速への懸念から再び資金流出に転じている。


インド株ファンドからの資金流出も4週連続で、流出が続いた期間は2年2カ月ぶりの長さとなった。通貨ルピー相場が対ドルで過去最安値を更新するなど、通貨安が再燃している。


その他ブラジル株ファンドが9カ月ぶり、タイ株ファンドが2年8カ月ぶりとなる、大きな流出額を記録した。


債券をみても、投資家は新興国から資金を引き揚げている。
11月7〜13日の新興国債券ファンドからの流出額は11億ドルに達した。流出は4週連続となる。直近4週間での流出額は70億ドルと1年ぶりの規模になった。10月以降、株式、債券ともに新興国資産からの資金流出が目立つ。


背景にあるのは米国経済の底堅さだ。

米経済の強さをうけて、米金利は9月中旬から上昇基調に転換。米連邦準備理事会(FRB)による利下げが遅れるとの見立てから、米長期金利は5カ月半ぶりに4.5%の大台に乗せる場面もあった。
ユーロ、円など主要通貨に対するドルの強さを示す「ドル指数」も、足元で1年ぶりの水準まで上昇した。


ドル高の進行は新興国のドル建て債務膨張などにつながり、一般的には新興国通貨の売り要因になる。
通貨安は投資による収益を目減りさせるため、投資意欲をそぎかねない。
24年初め以降は米利下げ観測が新興国資産を後押ししてきたが、利下げペースの遅れやドル高の再燃が再び新興国の足かせとなりつつある。


EPFRによると、米国株ファンドには11月7〜13日の1週間で557億ドルが流入した。さかのぼれる2000年以降で、過去2番目の大きさだった。投資家が新興国株から米国株に資金を移した様子がうかがえる。


当面は、トランプ米次期大統領の政策運営も焦点となる。


トランプ氏の政策運営によっては、新興国の資金の流れは今後さらに変化する可能性がある。野村証券の春井真也外国為替アナリストは「トランプ氏の政策に悪影響を受けやすい中国やメキシコ、それほど受けない東欧諸国といったように新興国の中でも選別が進む」と話している。


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